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HERMESでのintファイルの形式


HERMESのRAWデータファイルは、直接RIETAN-2000に読み込むことができません。サンプルファイル(*.int)を参照して、Formatを以下の様に変更してください。IgorなどとEditorを用いるのが一番簡便でしょう。15秒くらいの作業です。なので、変換プログラムをつくる気はまったくありません。
下は0.1度ステップで測定した場合の例で、データ点数は1500点です。intファイルフォーマットは、Carbon版、Terminal版とも共通です。ただし、Terminal版はUnix形式で保存する必要があります。

(注意)!!!マークとそれより右のコメントは、intファイルには書かないでください。

第1行目GENERAL$ !!!!!RIETAN-97bならGENERAL    
第2行目1500!!!!!このファイルに含まれるデータ点数
第3行目3.00 1209!!!データ 散乱角  カウント
第3行目以下3.10 1109!!!データ 散乱角  カウント
................... !!!データ 散乱角  カウント
第1502行目149.9 302 !!!1500番目のデータ
第1503行目       !!!Intファイルの最終に空行をいれる


3行目以下がデータで、一列目が散乱角、2列目がカウント数。HERMESのRAWファイルの数値をそのまま書けばよい。Free Formatで読み込み可。ただし、最後(1503行目)に空行をいれないと、エラーがおきるかもしれません。





RawファイルからIntファイルの作り方の一例

1:RawデータをIgorなどに読み込む。

2:散乱角とCountを画面に表にして表示する。

3:表から散乱角とCountをマウスで選択し、コピーする。

4:miなどのEditorを立ち上げ、新しい書類を開く。

5:Editorの書類にデータをペーストする。

6:ヘッダー(GENERAL$とデータ点数)を書き込む。

7:ファイルに名前(*****.int)を付け、insファイルと同じフォルダーにセーブする。*****は、insファイルと共通にしておかないといけない。異なるOS間でファイルを移動させる時はTerminatorに注意。Termianl版の場合は、UNIX形式(LF)でセーブしなければいけません。

以上です。

注意事項






RIETAN-2000と97bのintファイルの違い



RIETAN-2000でHERMESのデータを解析しようとすると、
    Too large NREGION
というエラーメッセージを出して止まってしまう場合があります。

問題点:

RIETAN-97bで使用していたGENERALフォーマットのint FileをそのままRIETAN-2000に使用すると、HERMESのように2qが不等間隔の場合、Too large NREGIONエラーを起こし止まってしまう。あるいは、Igor用patファイルが正常に出力されず、空ファイルになる。

対処法

Intファイル2行目をGENERALではなく、

GENERAL$

とする。(7文字目に$


これでHERMESのデータでもRIETAN-2000がちゃんとうごくはずです。


詳細は泉先生のサイトをご覧ください。





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