ここでは、HERMESでの実験に関する基本的な注意事項を説明します。初めてHERMESで実験する方はかならずお読みください。詳細については、担当者にお問い合わせください。 |
1:放射線手続きなど原研改三号炉で実験を行うには、ユーザー所属機関のフィルムバッチの他に、原研のフィルムバッチが必要です。フィルムバッチをもたない方は実験室に入る事ができません。フィルムバッチ作成手続きには1,2週間かかりますので、初めて実験を行う方はお早めに手続きを行ってください。手続の詳細は物性研中性子散乱施設事務室へお問い合わせ下さい。 中性子散乱施設事務室(担当:渡辺さん) TEL:029-282-5782 FAX:029-282-8709 E-mail:naomi@issp.u-tokyo.ac.jp (@が全角になっています。) 特に、外国籍の方が原研で実験する場合は、約1ヶ月前までに手続きが必要ですので、ご注意ください。 過去に原研で実験経験のある方でも、フィルムバッチは1年で無効になりますので、実験前にフィルムバッジが有効かどうか御確認ください。 実験者は年度初めに承諾書を提出する必要があります。承諾書は課題1つに対して1通必要です。 承諾書は、課題申請書に名前のある方のうち、実際に実験に参加する方全員が提出する必要があります。装置グループメンバーの承諾書はユーザーから提出する必要はありません。 承諾書中の「実験期間」は、4月1日から翌年3月31日としてください。実際に実験を行う時期は、後日調整します。 2:実験実施に関わる手続きなど実際の実験日程が決定したら、以下の2つの書類を提出する必要があります。 提出書類: 「中性子施設利用申込書」 「旅行計画書」 提出先:電子メイルにて アドレス: "nsl-use(at)issp.u-tokyo.ac.jp" 平成18年度4月から、実験と宿泊については前者が、旅費申請については後者が必要となりました。2つを同時にメールで送付してください。 旅費を申請しない場合、たとえば自分の科研費で出張する場合でも、両方提出してください。 利用申込書には、実験参加者全員の名前が含まれている必要があります。リストに入っていない方は、夜間および休日の終日、原研所内にはいれません。 金研共同利用に課題申請して採択された場合は、金研から旅費が支給されます。この場合は、実験日程確定後に山田研にご連絡ください。手続きには2週間必要ですので、ご注意下さい。 担当:山田研 本間 mhonma(at)imr.tohoku.ac.jp 例年、第6,7サイクルは旅費が枯渇してしまい、年度最初の実験であっても旅費が支給されない場合が非常に多くなっています。年度前半の実験実施をお勧めします。 3:冷凍機などの扱い金研グループは、中性子用希釈冷凍器、3He冷凍機を所持していません。従って1.5K以下での実験のためには、他の施設から冷凍機を借用する必要があります。冷凍機を所持する施設を紹介する事はできますが、冷凍機借用に関する交渉はユーザーの責任で行うようお願いします。HERMES実験で液体ヘリウムを使用する場合、特別な事情がない限り、液体ヘリウム代は半額ユーザー負担になります。半額分の請求書が後日課題の代表者へ送られます。この方式で事務上の問題がある機関があるかもしれませんが、それはユーザーの責任で解決してください。 4:実験日程年間マシンタイムは以下のページで確認できます。実験の日程 サイクルの実験日程は、各サイクル開始の約10日前に確定します。実験を希望する場合はお早めに装置責任者にご連絡ください。 各サイクルでサポートが可能な日程は限られています。サポートを必要とするグループは情報にご注意下さい。 各サイクル前に装置責任者から実験希望を個別に問い合わせる事は基本的にはありませんので、ご注意ください。基本的にはやいものがちです。 5:学生の実験について原研と大学側との取り決めにより、学生、大学院生だけが原研に出張して実験する事はできません。 かならず指導教官か研究室スタッフが実験終了時まで原研に滞在するようにしてください。したがって、教官が実験途中で東海地区を長時間離れる事はできません。学生・大学院生が実験する場合は、かならず、学校教育保険かそれに準ずるものにはいるようにしてください。保険にはいっていない学生は実験する事ができません。 |